在宅のデスクで、足元だけがやけに冷える。
お風呂に入る前の脱衣所も寒い。
でも、暖房を増やすと電気代が気になる。
そんなときは、部屋全体ではなく、いる場所だけを暖めます。
この記事で例にした使い方で試算すると、デスク下・脱衣所・寝室の3か所を合わせて、1か月で約1,100円です。
試算の条件(使う時間と日数)は、このあとの表にまとめています。
場所ごとの電気代、3つの目安
- 🪑 デスク下:パナソニックのデスクヒーター DC-PKD4は1時間で約5.2円。
1日8時間・月20日使って約830円 - 🛁 脱衣所:洗面所向けの防滴仕様があるパナソニックのセラミックファンヒーター DS-FAS1200なら、強で15分使って約9円。
1日15分・月30日で約270円 - 🛏 寝室:就寝時は暖房器具の電源を切る。
寝る前の電気毛布は、15〜30分で約0.25〜0.50円。
1日15〜30分・月30日で約8〜15円
場所別の電気代の目安
| 場所 | 使い方(試算の条件) | 例にした機種 | 1回・1時間の目安 | 1か月の目安 |
|---|---|---|---|---|
| デスク下 | 1日8時間・月20日 | デスクヒーター DC-PKD4(165W) | 1時間 約5.2円(8時間で約42円) | 約830円 |
| 脱衣所 | 1日15分・月30日(入浴中は切る) | 洗面所向けのセラミックファンヒーター DS-FAS1200(強 1150W) | 15分 約9円 | 約270円 |
| 寝室 | 1日15〜30分・月30日 | 電気毛布 DB-U13T(54W) | 15〜30分 約0.25〜0.50円 | 約8〜15円 |
この条件(デスク下は1日8時間・月20日、脱衣所は1日15分・月30日、電気毛布は1日15〜30分・月30日)なら、3か所で1か月約1,100円です。
金額は、メーカーが公表する1時間の電気代(31円/kWh、室温15℃などの標準条件。
電気毛布は室温10℃)をもとにした目安で、使い方や室温で変わります。
電気代の計算のしかた
電気代は、次の式で出せます。
消費電力(W)÷1,000×使う時間(h)×電気料金の単価(円/kWh)
単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/kWh(税込)を使います。
実際の単価は契約によって違います。
検針票の単価に置き換えると、自分の金額になります。
たとえば165Wのヒーターを1時間使うと、165÷1,000×1×31で約5.1円です(メーカー公表は約5.2円)。
1150Wのヒーターを15分なら、1150÷1,000×0.25×31で約8.9円です。
電気毛布は、表の金額の出し方が少し違います。
表の約0.25〜0.50円は、パナソニックの公表値(室温10℃・強)の1時間約1.0円を、15〜30分に換算した金額です。
別の試算として、定格の54Wを連続で通電したとして式で計算すると、54÷1,000×0.25〜0.5×31で約0.42〜0.84円になります。
デスク下:デスクヒーターで足元だけ暖める
足元だけを暖めるなら、消費電力の小さいデスクヒーターが向いています。
パナソニックの DC-PKD4 は165Wです。
次に出てくるセラミックファンヒーター(1150W)の、約7分の1にあたります。
1時間の電気代は約5.2円です。
1日8時間使うと約42円、月20日で約830円になります。
比較的低い温度でも、皮膚の同じ場所に長く触れ続けると、低温やけどのおそれがあります(NITE)。
足をヒーターに長時間触れさせず、ときどき足を動かします。
ひざ掛けや衣類を本体にかけないようにします。
取扱説明書にある、壁や可燃物との距離も守ります。
足元の冷え対策は、冬のメンズ靴下の選び方にもまとめています。
脱衣所|入浴前に暖める。15分使うと約9円
脱衣所が寒いと、暖かい浴室との温度差が大きくなります。
消費者庁は、冬に多い高齢者の入浴中の事故を防ぐために、入浴前に脱衣所や浴室を暖めることを呼びかけています。
パナソニックの DS-FAS1200 は、強が1150W(50Hz)のセラミックファンヒーターです。
使う時間ごとの電気代は、次のとおりです。
| 使う時間 | 強(1150W) | 弱(640W) |
|---|---|---|
| 15分 | 約8.9円 | 約5円 |
| 30分 | 約17.9円 | 約9.9円 |
| 1時間 | 約35.7円 | 約19.8円 |
この表の15分は、電気代を試算するための条件です。
使う時間は、季節や脱衣所の広さで変わります。
1時間つけっぱなしにすると、15分のときの4倍かかります。
60Hzの地域(西日本など)では、強は1100Wで、15分が約8.5円です(計算値)。
脱衣所では、タオルや着替えが近くにあることに気をつけます。
NITEは、洗濯物・布団・衣類・クッションなどを暖房器具の近くに置かないよう呼びかけています。
ヒーターの前にタオルや脱いだ服を置かないようにします。
DS-FAS1200は、洗面所やトイレなどでの使用に配慮した防滴仕様(IPX1)の機種です。
IPX1は、滴下する水に対する最も簡易的な保護です。
浴室など湿気の多い場所や、水がかかりやすい場所では使いません。
設置場所は、機種ごとの取扱説明書で確認してください(パナソニック公式サポート(DS-FAS1200))。
転倒OFFスイッチと、切タイマー(5時間まで)もあります。
入浴前に暖めたら、入浴中は電源を切ります。
脱衣所を離れるときも、切ります。
寝室:寝ている間は切り、寝る前に布団を温める
寝室で気をつけたいのは、つけっぱなしで寝てしまうことです。
NITEは、就寝時や外出時は必ず電源を切るよう呼びかけています。
デスク用のヒーターや、セラミックファンヒーターを、朝まで使い続けないようにします。
寝る前の寒さには、電気毛布で布団を温めておく方法があります。
パナソニックは、就寝の15〜30分前から温めるよう案内しています。
電気毛布 DB-U13T(54W)の電気代は、パナソニックの公表値(室温10℃・強)で1時間約1.0円です。
15〜30分なら、約0.25〜0.50円です。
就寝中の電気毛布は、NITEが「スイッチを切って眠る」よう勧めています。
低温やけどの目安や、電気毛布の選び方は、電気毛布の電気代と安全な使い方で詳しく書いています。
暖房器具を使う前に確かめること
NITEには、2021年から2025年の5年間に、主な暖房器具の事故が543件通知されています。
電気ストーブ・電気ファンヒーターと、石油ストーブ・石油ファンヒーターで約8割を占めます。
使い始めの前に、次を確かめます。
- リコール対象の製品ではないか
- 電源コードやプラグに、傷や変形がないか
- たこ足配線になっていないか
- 洗濯物・布団・衣類・クッションが近くにないか(取扱説明書の距離を確認)
- 就寝時と外出時は、必ず電源を切る
万一に備えて、火災警報器の交換時期も確かめておきます。
火災警報器は10年で交換の記事に、見分け方と手順があります。
よくある質問
- 自分の電気代の単価が31円と違うときは?
-
検針票の単価に置き換えます。
単価が27円なら、165Wで1時間は約4.5円です(165÷1,000×27)。 - 西日本(60Hz)でも同じ金額ですか?
-
パナソニックの公表値は50Hz時です。
DS-FAS1200の60Hz時は強が1100Wなので、1時間は約34.1円と計算できます。
60Hzは、西日本などの地域です。 - 脱衣所のヒーターで洗濯物を乾かしてもいいですか?
-
避けます。
NITEは、洗濯物などを暖房器具の近くに置かないよう呼びかけています。 - デスク用のヒーターを脱衣所に置いてもいいですか?
-
水まわりには置きません。
DS-FAS1200は、防滴仕様でも、浴室など湿気の多い場所や、水がかかりやすい場所では使いません。
設置場所は、機種ごとの取扱説明書で確認してください。

