電気毛布の電気代は1時間いくら?一晩・1か月の目安と安全な使い方

冬の夜の寝室で、ベッドの上に置かれた電気毛布とコントローラー。電気毛布の電気代は1時間いくら?一晩・1か月の目安と安全な使い方

電気毛布の電気代は、1時間で1円前後〜2円ほどです。
一晩(8時間)なら、パナソニックの2製品の例で5〜14円ほどです。

ただし、安全面には注意が必要です。
NITE(製品評価技術基盤機構)は、就寝中はスイッチを切って眠ることを案内しています。
パナソニックは、就寝時は「切」か「弱」にするよう案内しています。

電気代の計算のしかた、寝るときの使い方、買うときの確認点を、公式の情報で整理しました。

この記事のポイント

  • 電気代は「消費電力(W)÷1,000×31円」で出せる。
    31円は、家電公取協が定めた目安の単価
  • パナソニックの2製品の例では、一晩(8時間)で約5〜14円。
    定格のまま使い続けた場合でも約13〜19円
  • 「強」のつけっぱなしは避ける。
    NITEは就寝中のスイッチ「切」を、パナソニックは就寝時の「切」か「弱」を案内している
Contents

電気毛布の電気代の計算のしかた

電気代は、消費電力に使った時間と単価をかけて出します。
消費電力は、本体やコントローラーに書かれたW(ワット)の数字です。

電気毛布の電気代の計算式。消費電力54Wの場合、54÷1,000×31円で、1時間あたり約1.7円

単価の31円は、全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)が決めている「電力料金の目安単価」です。
2022年7月22日に改定された税込の金額で、2026年10月26日時点でも、この値が公式のQ&Aに載っています。

電力料金は、契約している電力会社やプランで違います。
目安単価は、実際の請求額とは一致しません。
正確に知りたいときは、毎月の明細に書かれた1kWhあたりの単価に置きかえて計算します。

パナソニックの2製品で見る、一晩と1か月の電気代

パナソニックは、製品ごとに「1時間の電気代」を公表しています。
いずれも31円/kWh(税込)で計算した値で、室温10℃のときの標準です。

それをもとに、一晩(8時間)と1か月(30日)の目安を計算しました。
あわせて、「定格の消費電力のまま、ずっと使い続けた」場合の目安も出しています。

一晩は8時間、1か月は毎晩8時間を30日間(合計240時間)使った場合です。
数字はすべて概算です。
「3」は、パナソニックが公表している目盛りの一つです。

製品と設定1時間一晩1か月
DB-U13T「強」1.0円8円240円
DB-U13T「3」0.6円5円140円
DB-U13T 定格54W1.7円13円400円
DB-R32M「強」1.7円14円410円
DB-R32M「3」1.0円8円240円
DB-R32M 定格75W2.3円19円560円

「強」「3」の1時間の値は、パナソニックの公式ページ(2026年10月26日確認)の数字です。
一晩と1か月は、その値に8時間、240時間をかけた僕の計算で、四捨五入しています。
「定格」の行は、定格消費電力に31円をかけた計算で、定格のまま使い続けた場合の目安です。

寝る前に30分だけ「強」で温める使い方なら、DB-U13Tで約0.5円、DB-R32Mで約0.9円です(1時間の電気代の半分)。

パナソニックの仕様には温度制御の記載があり、定格のまま通電し続けるわけではないと考えられます。
実際の電気代は、「定格」の行を下回る見込みです。
これは僕の推測です。

自分の電気毛布の電気代を計算する

手元の電気毛布の消費電力を見て、同じ式にあてはめます。
定格のまま使い続けた場合の目安なので、実際は下回ると考えられます(推測)。

消費電力1時間一晩1か月
40W1.2円10円300円
55W1.7円14円410円
75W2.3円19円560円

たとえば、消費電力が600Wの電気ヒーターを8時間つけると、同じ式で約149円です。
600Wは計算のための仮の数字で、実際の製品の値ではありません。
ヒーターは部屋全体を暖め、電気毛布は布団の中を暖めるものなので、どちらが得かは使い方で変わります。

電気毛布は「つけっぱなし」で寝ていいのか

結論として、つけっぱなしは勧められていません。
電気代だけを見ると、高くはありません。
問題は、安全のほうです。

NITEは、電気マット・電気毛布・電気あんかによる事故が、2月に最も多く起きていると伝えています。
就寝中に使うことから、誤った使い方で低温やけどを負ったり、電源コードの扱いが原因で発煙・焼損したりする事故があると説明しています。

低温やけどとは

低温やけどは、温かいと感じる程度の温度でも、同じところに長く触れ続けて起こるやけどです。
NITEは、次の目安を示しています。

触れている温度低温やけどになると言われる時間
44℃3〜4時間
46℃30分〜1時間
50℃2〜3分

体が圧迫されていると、より短い時間で起こります。
44℃以下でも、触れる時間によっては起こり、個人差があります。
高齢の方は感覚が鈍く、重くなりやすいとされています。
幼児、身体の不自由な方、糖尿病の方が使うときは、特に注意が必要だと、NITEは案内しています。

パナソニックは、室温20℃のときの表面温度を、DB-U13Tの「強」で51℃、「3」で37℃と公表しています(DB-R32Mも同じ値)。
「強」の51℃は、NITEが挙げる目安(50℃で2〜3分)を上回る温度です。

実際に肌が受ける温度は、布団や衣類を挟むと変わります。
この2つの数字だけで、危険と言い切れるわけではありません。
ただ、寝るときに「強」のままにしない理由の一つにはなると、僕は考えます。
これは推測です。

寝るときの使い方

NITEとパナソニックの案内をまとめると、次の流れです。

電気毛布の寝る前から寝るときまでの使い方。寝る15〜30分前に強で布団を温め、寝るときは切か弱にする。NITEは就寝中はスイッチを切って眠ることを案内
寝る15〜30分前に、布団を温める

パナソニックは、就寝の15〜30分前ごろから温めると、掛け布団と敷布団に熱がまんべんなく伝わると案内しています。
早く温めるときは「強」にします。

寝るときは「切」か「弱」にする

NITEは、就寝時は適度に低い目盛りに下げ、就寝中はスイッチを切って眠ることを案内しています。
パナソニックも、就寝時は「切」か「弱」にするよう案内しています。

ぬるく感じても、温度を上げない

パナソニックは、ぬるく感じても温度を上げず、厚手の布団などで保温するよう案内しています。

かけるより、下に敷く

熱は下から上へ伝わるので、体にかけるより、下に敷くほうが効率的だと、パナソニックは案内しています。

コードを大切に扱う

電源コードを無理に曲げたり引っ張ったりしない、本体に巻き付けないことを、NITEは案内しています。
コードの傷みで芯線が断線すると、接触不良による火花で出火した事例が紹介されています。

体調や持病に不安があるときは、使ってよいかを、かかりつけの医師などに相談してください。
僕は医療の判断はできません。

電気毛布を買うときに確認する5つのこと

  • 敷くか、かけるか。
    敷くほうが効率的と案内されています。
    かけて使いたいときは、広さのあるかけしき兼用を選びます
  • 温度制御の仕組みがあるか。
    パナソニックの2製品は、仕様に温度制御と室温センサーの記載があります
  • 消費電力(W)と大きさ。
    ワット数が大きいほど、電気代の目安も上がります。
    コンセントまでの距離とコードの長さも確かめます
  • タイマー。
    切り忘れが心配なら、あると安心です。
    この記事で例に挙げるパナソニックの2製品は、公式の仕様ページにタイマーの記載がありません。
    ないとは限らないので、販売ページや取扱説明書で確かめてください
  • 洗えるか。
    販売ページには「丸洗いOK」の表示があります。
    条件があるので、洗い方は取扱説明書で確認します

例:パナソニックの2製品

例として、パナソニックの公式ページに現行品として載っている2製品を挙げます。
基準は、公式の仕様で定格消費電力と電気代が確かめられること、販売ページで価格と在庫が確かめられることです。
報酬の額では選んでいません。
順位でもありません。

同じメーカーの「しき毛布」と「かけしき毛布」を並べたので、敷く使い方とかける使い方で比べられます。
ほかにも現行品はあります。

DB-U13T(しき毛布)DB-R32M(かけしき毛布)
大きさ約140×80cm(シングルS)約188×137cm(シングルM)
定格消費電力54W75W
1時間の電気代(強/3)約1.0円/約0.6円約1.7円/約1.0円
表面温度(室温20℃。強/3)51℃/37℃51℃/37℃
温度制御ニッケルサーミスタ。室温センサーあり(備考)同左(室温センサーの記載あり)
価格(2026年10月26日)商品枠の表示で確認(Amazon)13,640円(Yahoo!ショッピング ケーズデンキ)

仕様はパナソニックの公式ページ、価格と在庫は販売ページの表示です。
価格は変わります。
下の商品枠の価格は販売店の表示で、ここに書いた金額と少し違うことがあります。

販売店のボタンは、商品名での検索結果につながることがあります。
型番(DB-U13T、DB-R32M)を確かめてから買ってください。
寝るときは「切」か「弱」にする、という使い方の注意も、あわせて守ってください。

敷いて使う、シングルSサイズの電気しき毛布です。

かけて使う場合の広さのある兼用タイプです。

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よくある質問

電気毛布を一晩つけっぱなしにすると、電気代はいくらですか?

パナソニックの2製品の例では、「強」で一晩約8〜14円、定格のまま使い続けた場合で約13〜19円です。
ただし、NITEは就寝中はスイッチを切るよう、パナソニックは就寝時は「切」か「弱」にするよう案内しています。
電気代より、低温やけどの面を優先して考えます。

電気毛布と電気ヒーターは、どちらが電気代が安いですか?

600Wの電気ヒーターを例に同じ式で比べると、1時間あたりの電気代は電気毛布のほうが小さくなります。
ただし、暖める範囲が違います。
優劣は、部屋全体を暖めたいのか、布団の中を暖めたいのかで変わるので、一概には言えません。

敷くのと、かけるのと、どちらがいいですか?

パナソニックは、熱は下から上へ伝わるので、かけるより敷くほうが効率的と案内しています。
広さのあるかけしき兼用は、かけて使いたい人向けです。

電気代が上がったら、この記事の数字は使えませんか?

式はそのまま使えます。
31円を、毎月の明細に書かれた1kWhあたりの単価に置きかえてください。
電気料金の支援の有無は時期で変わるので、最新の情報は、経済産業省・資源エネルギー庁の公式サイトで確認してください。

高齢の親に贈っても大丈夫ですか?

大丈夫とは言い切れず、使い方の注意が要ります。
NITEは、高齢の方は感覚が鈍く、低温やけどが重くなりやすいと案内しています。
贈るときは、寝るときは「切」か「弱」にすること、タイマーの有無、コードの扱いを、あわせて伝えるのがよいと思います。
健康に不安があるときは、医師などに相談してください。

電気毛布は洗えますか?

製品によって違います。
パナソニックの2製品は、販売ページに「丸洗いOK」の表示があります。
洗い方には条件があるので、取扱説明書を確認してください。

まとめ

電気毛布の電気代は、1時間で1円前後〜2円ほど、一晩は5〜14円ほど(パナソニックの2製品の例)です。
計算は「消費電力(W)÷1,000×31円」で、自分の製品でも出せます。

「強」のつけっぱなしは避けます。
NITEは就寝中のスイッチ「切」を、パナソニックは就寝時の「切」か「弱」を案内しています。
寝る前に15〜30分温めておく使い方です。

買うときは、敷くかかけるか、温度の自動調整、ワット数、タイマー、洗えるかの5つを確認してください。

冬の冷えは、足元から対策する方法もあります。

出典と確認日

公式の情報の確認日は、2026年10月26日です。
製品の仕様・価格・販売状況は変わることがあるので、買う前に販売ページで確認してください。

冬の夜の寝室で、ベッドの上に置かれた電気毛布とコントローラー。電気毛布の電気代は1時間いくら?一晩・1か月の目安と安全な使い方

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この記事を書いた人

Shinichiのアバター Shinichi taroimoblog 運営者 / HUB.

製造業の現場管理に携わりながら、旅行・暮らし・美容・健康など、さまざまな分野の情報を実体験を交えて発信しています。
興味を持ったことにはまず挑戦。日々の暮らしを少し豊かにするヒントをお届けします。

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