結婚式や葬儀の案内が届くと、バッグのことも気になります。
手ぶらでいいのか。持つなら、何を選べばいいのか。
結論は、男性のバッグは持たないのが基本。
ただ、スマホや財布、数珠やふくさが礼服のポケットに収まらないときは、小さめのバッグを持って構いません。
筆者は、黒のクラッチバッグを、結婚式にも葬儀にも持っていきます。
葬儀では、光沢のあるものを避ける考え方もあります。
この記事のポイント
- 結婚式は、持たないのが基本。
ポケットに収まらないときだけ、持ち手のない小さめのクラッチバッグを持つ - 葬儀も、持たなくて構わない。
持つなら、小さな黒の無地で、光る金具やロゴがないもの。布製が正式で、光沢のない革製も選べる - しきたりは地域や家で違う。
迷うときは、身内や会場に確認する
結婚式・葬儀・法事の、バッグの基本
先に、場面ごとの基本を表で見ておきます。
| 場面 | 基本 | 持つなら・避けたいもの |
|---|---|---|
| 結婚式 | バッグを持たないのが基本。 礼服のポケットに、スマホと財布を入れる人が多い | 持つなら、持ち手のない小さめのクラッチバッグ。 大きなバッグとビジネスバッグは避ける |
| 通夜・告別式 | バッグは必須ではない。 持たなくても構わない | 持つなら、小さな黒の布製か、光沢のない革製。 光る金具・派手なデザインやロゴは避ける |
| 法事 | 葬儀に準じて選ぶ。 施主や地域で違いがある | 案内に服装の指定があれば、それに従う |
しきたりは、地域・宗派・家によって違います。
迷うときは、身内や会場に確認します。
結婚式のバッグの選び方
礼服のポケットにスマホと財布を入れて、手ぶらで出席する人が多いです。
収まらないなら、クラッチバッグを持って構いません。
結婚式で見る点
- 形:持ち手のないクラッチバッグ(セカンドバッグ)
- 大きさ:小さめで、財布とスマホが入る程度。大きなバッグやビジネスバッグは向かない
- 色と素材:ゼクシィでは、シンプルな黒いレザーのクラッチが合わせやすいとされる
会場での置き方
- 椅子の背もたれと背中の間か、膝の上に置く
- テーブルの上に置いたり、椅子に掛けたりしない
- 大きな荷物は、受付を済ませる前にクロークへ
葬儀(通夜・告別式)のバッグの選び方
葬儀も、男性は手ぶらで構いません。
荷物があるなら、小さな黒のバッグを選びます。
葬儀で見る点
葬儀で選べるもの
- 素材:布製が正式とされる。光沢のない革製も選べる
- 色と柄:黒の無地が基本
- 大きさ:数珠・ふくさ・ハンカチが入る程度の、小ぶりなもの
葬儀で避けたいもの
- 素材:毛皮・ヘビ革・ワニ革、エナメル、型押しのクロコダイル風。布製でも、サテンやベルベットのような光沢のあるものは避ける
- 柄:柄物は慶事の意味を持つものが多いため避ける
- 金具:光る金具は避ける。底鋲や内側のファスナーのような構造上の金具は、許容されるとする解説がある
- ロゴ:ブランドロゴや派手なデザインは避ける
革のバッグは持てるのか
革製は、案内が分かれるところです。
全日本葬祭業協同組合連合会は、布製が正式で、光沢のない革製も選べるという立場。
一方、公益社が監修したサライ.jpの記事のように、動物革は殺生を連想させるからと、避けるよう案内する葬儀会社もあります。
迷うなら、布製か手ぶらです。
大きな荷物は、どうするか
大きなバッグは会場に持ち込まないのが基本。
駅のロッカーなどに預けるよう案内するところもあります。
会場で預かってもらえるかは、会場しだいです。
事前に会場へ聞いておきます。
1つで結婚式と葬儀に使うなら
両方に使うバッグは、先に条件を決めておくと選びやすくなります。
- 色:黒
- 柄とロゴ:無地で、ロゴが目立たない
- 大きさ:財布とスマホ、小物が入る程度の、小さめ
- 金具:飾りや光る金具がない
- 光沢:光沢のない素材
- 形:持ち手のないクラッチ型か、小さなセカンドバッグ型
素材は、どちらの場面を優先するかで変わります。
| 優先する場面 | 選ぶ素材 | 理由 |
|---|---|---|
| 結婚式 | 黒いレザーのクラッチ | 結婚式では、黒いレザーのクラッチが合わせやすいとされる |
| 葬儀 | 黒の布製。または、光沢のない黒の革製 | 布製が正式とされ、光沢のない革製も選べるという案内がある |
| どちらでも迷いたくない | 光沢のない黒の、小さなクラッチ型(布製が最も無難) | 葬儀の考え方に合わせておけば、結婚式でも持ちやすいと考えられる |
結婚式と葬儀で使っているクラッチバッグ
筆者が結婚式と葬儀の両方で使っているのは、MURAのクラッチバッグです。
黒の、ツヤのある「コードバン調」のタイプです。
選んだ理由は、収納力があることです。
あわせて、シンプルで上品なので、冠婚葬祭に使えると感じました。
仕様は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 素材 | 本体は牛床革(スプリットレザー)、内装はナイロン |
| サイズ | 横約28cm・高さ約17cm・マチ約5cm |
| 重さ | 約300g |
| 開閉 | L字ファスナー |
| ストラップ | 取り外せる(約23cm) |
| 収納 | メイン収納が2つ、ファスナーポケット(大・中)が1つずつ、オープンポケットが1つ |
| 色の展開 | コードバン調は5色(ブラック・キャメル・ダークブラウン・ネイビー・ワイン)。 牛本革のカーボンレザーは2色(ブラック・ネイビー) |
革製品は、水濡れ・汗・摩擦で、衣服に色落ちすることがあります。
高温多湿の日、雨の日、汗をかいたとき、白や淡い色の服を着るときは、特に注意します。
ただ、筆者が選んだ理由と、マナーに合っているかどうかは別です。
筆者のバッグは黒の牛革で、ツヤがあります。
結婚式なら、黒いレザーのクラッチは合わせやすいとされます。
葬儀では、光沢のない革製なら選べる一方、ツヤのあるものは光沢を避ける考え方に当たります。
葬儀向けなら、ツヤのない黒のほうが無難です。
商品ページはこちらです。
バッグに入れるもの(ふくさ・数珠など)
財布とスマホのほかに、場面ごとの小物も入れます。
ご祝儀袋や香典を包むふくさも、忘れずに。
| 小物 | 選び方・使い方 |
|---|---|
| ふくさ | 弔事用は、黒・紺・グレー・紫。 慶事にも弔事にも使うなら、濃い紫が選べる |
| 数珠(葬儀) | 宗派によって形が違う。 略式数珠は宗派を問わないので、1つあると使い回せる |
| ハンカチ(葬儀) | 白が基本。 黒や地味な色なら、マナー違反にならない |
よくある質問
- 葬儀で、バッグはどこに置きますか?
-
式場では、足元に置きます。
貴重品はバッグに入れて、持ち歩きます。 - 黒以外のバッグは使えますか?
-
葬儀では黒が基本です。
近年は、濃紺やグレーなど黒に近い色も許容されてきています。
迷うなら黒にします。 - 金具の色に決まりはありますか?
-
葬儀で無難なのは、光沢のないシルバーかブラックの金具。
ゴールドや光る金具は避けます。
まとめ
男性の冠婚葬祭のバッグは、持たないのが基本です。
持つなら、結婚式は小さめのクラッチ、葬儀は小さな黒の布製か光沢のない革製を選びます。
1つで両方に使うなら、黒・無地・光沢のない素材で、金具が目立たないもの。
革製は案内が分かれるので、迷ったら布製が選びやすいです。

