40代男性のスキンケアは、「洗う」「保湿する」「紫外線を防ぐ」の3つから始めれば足ります。
順番は、朝も夜も「洗顔 → 保湿」です。
朝だけ、最後に日焼け止めを足します。
この記事のポイント
- 最低限は「洗顔料」「保湿を1つ」「日焼け止め」。
美容液や高い商品から揃える必要はない - 朝は「洗顔 → 化粧水 → 乳液 → 日焼け止め」、夜は「洗顔 → 化粧水 → 乳液」が標準の流れ
- 化粧水と乳液は、全員が両方使う決まりではない。
1つから始めて、乾燥が気になったら足す - 日焼け止めは、量と落とし方で差が出る。
ひげ剃りのあとは、十分に保湿する
40代男性のスキンケアは、まず3つだけ
花王は、スキンケアの基本を「洗浄」「保湿」「UVカット」の3つと整理しています。
男性の肌は、皮脂の量が成人で女性の約2倍あり、年齢を重ねてもほとんど減らないと、花王は説明しています。
ひたいから鼻のTゾーンはベタつきやすく、ほおからあごのUゾーンはカサつきやすい傾向があります。
そのため、花王は、洗顔と保湿が大切だとしています。
ベタつくから保湿は要らない、とは言えません。
紫外線については、環境省のマニュアルが、長年日光を浴び続けると、皮膚のシミやしわが現れることがあると説明しています。
これは光老化といい、適切な紫外線対策で防ぐことができるとされています。
男性の皮脂が年齢でほとんど減らない点は、40代にも当てはまります。
朝と夜のスキンケアの順番

図の「最低限」は、化粧水か乳液のどちらか1つで保湿する場合です。
図の「化粧水 → 乳液」の並びは、一般的な流れとして示しています。
次の章で、最低限と標準の違いを比べます。
朝の順番
朝夜の1日2回、洗顔料を使うことを、花王は案内しています。
やり方は、このあとの「洗顔のやり方」にまとめました。
洗顔のあと、化粧水を適量手に取り、顔の中心から外側へすべらせるようにつけます。
つっぱりを感じるところは、念入りにつけます(花王)。
花王は、乾燥が気になる人は、乳液タイプのものを使うとよいとしています。
日常の外出なら、日焼け止めの表示がある乳液で、次の手順と兼ねることもできます。
使う量は、製品の表示を確かめてください。
戸外に出る前に塗ります。
顔や首は、化粧水などの基礎化粧品で整えたあとに、なじませます。
量と落とし方は、後の章で書きます。
夜の順番
使った日は、日焼け止めの表示を見ます。
洗顔料で落とせるものは、次の洗顔で一緒に落とします。
専用のクレンジングが要るものは、先に落とします。
朝と同じやり方です。
落とし残しがないよう、すすぎを丁寧にします。
朝と同じです。
夜はここまでです。
日焼け止めは重ねません。
洗顔のやり方
洗顔の流れは、次のとおりです。
日本皮膚科学会も、洗顔料をよく泡立てて優しく洗い、十分な水で流すことを案内しています(にきびの質問への回答)。
- 洗顔料を使う前に、水かぬるま湯で顔を軽く洗う
- 洗顔料に水かぬるま湯を加えて、両手でよく泡立てる
- 手のひらでこすらず、指先で円を描くように、泡でやさしく洗う。
Tゾーンは念入りに - 洗顔料が残らないよう、ぬるま湯か水でよくすすぐ
- タオルでこすらず、顔を押さえるようにして水分をふく
洗顔は1日2回が目安です。
強くこすったり、1日に5回も10回も洗ったりする必要はないと、日本皮膚科学会は説明しています。
にきびの質問への回答ですが、洗いすぎを避ける目安として参考になります。
洗顔料の選び方は、別の記事にまとめました。

最低限のケアと標準のケアの比べ方
化粧水と乳液の両方が、全員に必要という決まりはありません。
保湿は、化粧水・乳液・オールインワンのどれか1つから始めても構いません。
続けやすいほうを選び、乾燥やつっぱりが気になったら足します。
| 最低限のケア | 標準のケア | |
|---|---|---|
| 朝 | 洗顔 → 保湿を1つ → 日焼け止め | 洗顔 → 化粧水 → 乳液 → 日焼け止め |
| 夜 | 洗顔 → 保湿を1つ | 洗顔 → 化粧水 → 乳液 |
| アイテム数 | 3つ(洗顔料・保湿・日焼け止め) | 4つ(洗顔料・化粧水・乳液・日焼け止め) |
| 向いている人 | 手順が増えると続かない人。まず習慣にしたい人 | 乾燥やつっぱりが気になる人。丁寧に整えたい人 |
| ひと言 | 朝は、日焼け止め入りの乳液で兼ねる方法もある | 乳液は、乾燥が気になる人に向く |
どちらが正しい、という比べ方ではありません。
「続けられる手順」が、いちばんよい手順です。
1つずつ足していくと、どのアイテムが自分に合うか分かりやすくなります。
環境省のマニュアルは、日常生活なら、それほど数値の高くない日焼け止めで十分としています。
日中用の乳液やクリームで、SPF・PAの表示があるものも有効です。
朝のケアを1本で済ませたい人は、そうした乳液も選べます。
アイテムごとの役割と、必要かどうか
化粧品に表示できる効能の範囲は、国が決めています。
表の「役割」は、その範囲の言い方を基にしています。
化粧品は、病気を治すものではありません。
| アイテム | 役割 | 必要かどうか |
|---|---|---|
| 洗顔料 | 皮膚を清浄にする | 必要(最低限)。朝と夜 |
| 化粧水 | 肌を整え、うるおいを与える | 保湿のどれか1つで可。朝と夜 |
| 乳液 | 皮膚の乾燥を防ぐ | 保湿のどれか1つで可。乾燥が気になれば足す。朝と夜 |
| 日焼け止め | 日やけを防ぐ | 必要(最低限)。外出する日の朝。夜は落とす |
| クリーム | 乳液でも乾燥が気になるときの候補 | 後から。最初は不要 |
| 美容液 | 悩みに合わせて足すもの | 後から。最初は不要 |
化粧水と乳液の選び方は、それぞれ別の記事にまとめました。


美容液や高額な商品を、最初から揃える必要はありません。
値段が高いほど合う、とも言えません。
毎日続けられる価格と使い心地で選んでください。
肌の状態に合わせた調整
基本の順番は変えずに、量やアイテムを足し引きします。
表の調整は、決まりではなく、肌の様子を見るための目安です。
迷うときは、1つずつ調整します。
| 肌の状態 | 調整のしかた |
|---|---|
| 頬がつっぱる、粉をふく | 保湿に乳液を足す。洗顔はこすらず、洗いすぎない |
| ひたいや鼻がテカる | 洗顔は1日2回のまま、回数を増やさない。保湿はやめず、量を控えめにする |
| Tゾーンはテカるが、頬は乾く | テカる部分は量を減らし、乾く部分は量を足す |
| にきびが気になる | スクラブ入りの洗顔料は、刺激になるおそれがある(花王)。基礎化粧品や保湿剤は、「ノンコメドジェニック」などの表示があるものが適すると、日本皮膚科学会は案内している。治らないときは皮膚科へ |
赤み・かゆみ・ヒリつきが出たときは、調整ではなく、使うのをやめて、皮膚科医に相談してください。
自分の肌質が分からないときは、【40代の肌診断】中年男性のスキンケアを適切に行うコツまとめを読んでください。
日焼け止めの選び方・塗り方・落とし方
日焼け止めは、選び方、量、落とし方で差が出ます。
選び方:使う場面で変える
| 場面 | 選び方の目安 |
|---|---|
| 通勤、買い物、洗濯物を干すなどの日常 | それほど数値の高くないもので十分。SPF・PAの表示がある日中用の乳液やクリームも有効 |
| 炎天下のスポーツ、ハイキング、海水浴など | 効果の高いもの。水に入るなら、耐水性の高いもの |
日本皮膚科学会の目安表は、次のとおりです。
| 場面 | SPFとPAの目安 |
|---|---|
| 日常生活 | SPF5・PA+ |
| 軽い屋外活動、ドライブ | SPF10・PA++ |
| 晴天下のスポーツ、海水浴 | SPF20・PA+++(耐水性のあるもの) |
| 熱帯地方での屋外活動 | SPF30以上・PA+++ |
SPFは主にUV-Bを、PAはUV-Aを防ぐ指標です。
数値が高いほど安心、とは限りません。
場面に合った強さを選び、決まった量をきちんと塗ることが大切です。
塗り方:量が足りないと効果が下がる
- 戸外に出る前に塗る
- 顔の量は、手のひらに取ったとき、一円玉を置いたくらいの面積が埋まる量を目安に、2回塗る(環境省)。
日本皮膚科学会は、顔なら真珠の玉2個分ほどを全体にのばすと説明している - 顔の数か所に置いてから伸ばすと、塗りむらを防げる。
鼻の頭など日が当たりやすいところは念入りに - 2〜3時間おきに塗り直す。
手や衣類にふれたり、汗をふいたりして落ちるため - うなじ、耳たぶ、首、手の甲も塗り忘れやすい(日本皮膚科学会)
日本皮膚科学会は、日焼け止めの効果を測る試験は、1平方センチあたり2ミリグラムの量で行われていると説明しています。
実際は塗る量が足りなくなりやすく、足りないと効果が大きく下がります。
落とし方:毎晩、きちんと落とす
環境省のマニュアルは、毎晩、一日の汚れを落とすように、日焼け止めも落とすことを案内しています。
製品によって、洗顔料で落とせるもの、メーク落としで溶かすもの、専用のクレンジングが要るものがあります。
パッケージの説明を読んで、落とし方を決めてください。
落とし残しは避けたいので、すすぎも丁寧にします。
例:長く屋外にいる日の日焼け止め
日常用なら、日中用の乳液でも足ります。
ここでは、長く屋外にいる日の例として、花王のビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスを挙げます。
ただし、このSPF50+は、先の目安より高い数値で、初心者の日常使いに必要なものではありません。
日本皮膚科学会は、あまりに高い数値のものは成分が濃くなりがちなので、状況に応じた強さのものをきちんと塗る方がよいとしています。
花王の公式ページでは、容量70g、SPF50+・PA++++で、せっけんで落とせるとされています。
洗顔料などでよく洗うように案内されています。
買うときは、販売ページの商品名と容量を見てください。
2026年10月28日のYahoo!ショッピング(ジョーシン)の表示は880円で、送料は別です(東京都は、5,000円以上で無料)。
下の商品枠の価格は販売店の表示で、変わることがあります。
ひげ剃りのあとのケア
ひげを剃ると、肌の表面の角層や皮脂も、いっしょに落ちることがあります。
花王は、シェービングが肌荒れやカサつきの原因になりうると説明しています。
肌を保護し、刃の滑りをよくします。
電気カミソリ用のシェービング剤もあります(花王)。
花王は、シェービングのあとは十分に保湿ケアをすることを案内しています。
洗顔後と同じように、化粧水と乳液(またはどちらか)をつけます。
刺激や赤み、出血があるときは、早めに皮膚科医に相談します。
ひげ剃りのあとの肌を整える表示は、化粧品の効能の範囲に含まれています。
商品を選ぶときは、パッケージで「ひげそり後」の表示を確かめてください。
よくある失敗
- ゴシゴシ洗う、洗いすぎる。
日本皮膚科学会も、洗いすぎは不要と説明している - 最初から何本も揃える。
合わないものが出たとき、どれが原因か分からなくなる。
1つずつ足す - 日焼け止めの量が少ない、塗り直さない。
決まった量を塗らないと、効果が大きく下がる - 日焼け止めを落とさない。
表示を見て、洗顔料かクレンジングで落とす - 値段や人気だけで選ぶ。
毎日続けられる価格と使い心地で選ぶ - ひげ剃りのあとに何もしない。
剃ったあとは、十分に保湿する - 肌に異常が出たのに続ける。
赤み・かゆみ・刺激が出たら、使うのをやめて皮膚科医に相談する
今日から始める手順
最初から、全部を揃えなくて大丈夫です。
次の順で、1つずつ足します。
いまの洗顔料のまま、朝夜の洗い方を、このページの手順に合わせます。
こすらず、泡で洗い、よくすすぎます。
化粧水・乳液・オールインワンのどれかを、洗顔のあとにつけます。
数日は様子を見ます。
日常用なら、日中用の乳液でも構いません。
夜は、落とし方を確かめます。
つっぱるときは、乳液を足します。
それでも気になるなら、皮膚科に相談する方法もあります。
よくある質問
- 洗顔料は、朝も使いますか?
-
花王は、朝と夜の1日2回、洗顔料を使うことを案内しています。
使い方に迷うときは、製品の表示を確かめます。
肌荒れなどが続くときは、皮膚科に相談してください。 - 化粧水と乳液は、両方必要ですか?
-
必ず両方、という決まりはありません。
保湿は1つから始めて、乾燥やつっぱりが気になったら足す方法があります。
花王は、乾燥が気になる人は、乳液タイプのものを使うとよいとしています。 - オールインワンだけでもいいですか?
-
手順を減らしたい人の選択肢になります。
製品の表示にある使い方に従ってください。
乳液の記事では、薬用のオールインワンも1つ紹介しています。 - 美容液は、使ったほうがいいですか?
-
最初の最低限には入れていません。
洗顔・保湿・日焼け止めで習慣ができてから、気になる悩みに合わせて考えれば足ります。
高額な商品を、最初から揃える必要はありません。 - 日焼け止めは、毎日必要ですか?
-
場面で変わります。
環境省のマニュアルは、日常生活なら、それほど数値の高くない日焼け止めで十分としています。
長く屋外にいる日は、効果の高いものを選びます。 - 夜、日焼け止めはどう落としますか?
-
製品の表示で決まります。
洗顔料で落とせるもの、メーク落としで溶かすもの、専用のクレンジングが要るものがあります。
環境省のマニュアルは、毎晩きちんと落とすことを案内しています。
まとめ
40代男性のスキンケアは、「洗う」「保湿する」「紫外線を防ぐ」の3つから始めれば足ります。
朝は「洗顔 → 化粧水 → 乳液 → 日焼け止め」、夜は「洗顔 → 化粧水 → 乳液」が標準です。
続けにくいときは、保湿を1つにした最低限のケアから始めます。
日焼け止めは量と落とし方、ひげ剃りのあとは保湿を忘れずに。
美容液や高い商品は、あとからで構いません。
次は、いまの洗顔料を見直すか、保湿を1つ選ぶところから始めてください。
清潔感の全体像は、次の記事にまとめています。

出典と確認日
出典の確認日:2026年10月28日。

