こんにちは、taroimoです。
『南海トラフ地震』がいつ来るのか?と言う緊張感が高まってきましたね!
各地で地震が起きる度に、「南海トラフは!?」と地震=南海トラフと言うイメージを直結させる事も多いと思います。
具体的にどんな備えをしておくべきか…
こんな疑問を解決すべく、神戸にある『人と未来防災センター』に行ってまいりましたのでその様子と
日々日ごろからの災害対策のポイントについて、安全に関してはプロであるtaroimoが解説していきたいと思います。
人と未来防災センター 概要
人と未来防災センター 概要 | |
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〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2 | |
078-262-5050 | |
問い合わせフォームより | |
20台以上(提携コインパーキング:有料) | |
9:30~17:30(入館は16:30まで) | |
入館料
西館・東館
大人 | 600円(450円) |
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大学生 | 450円(350円) |
高校生 | 無料 |
中学生・小学生 | 無料 |
東館のみ
大人 | 300円(200円) |
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大学生 | 200円(150円) |
高校生 | 無料 |
中学生・小学生 | 無料 |
震災に関することは「西館」がメインな印象でした。
障がい者の方
西館・東館
大人 | 150円(100円) |
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大学生 | 100円(50円) |
東館のみ
大人 | 50円(50円) |
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大学生 | 50円(30円) |
※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳の所持者1名につき介護者1名は無料。
※障害者手帳アプリ“ミライロID”の提示でも可(ミライロID https://miraio-id.jp)
70歳以上の高齢者
西館・東館 | 300円(200円) |
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東館のみ | 150円(100円) |
アクセス
電車でのアクセス
- 阪神電鉄
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岩屋駅、春日野道駅(東改札口)から徒歩約10分
- JR 灘駅
-
南口から徒歩12分
- 阪急電鉄 王子公園駅
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西改札口から徒歩約20分
- JR 三ノ宮駅、阪急電鉄・阪神電鉄 神戸三宮駅
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徒歩約40分
車でのアクセス
- 阪神高速道路神戸線 生田川ランプから約8分
- 阪神高速道路神戸線 摩耶ランプから約4分
- 阪急・阪神 神戸三宮駅、JR 三ノ宮駅から約10分
提携しているパーキングに停めるのですが、駐車割引が適用されるのは入館チケットご購入者のみですのでご注意下さい。
※人と未来防災センターはパーキングから徒歩5分程度
駐車場入り口はわかりやすいですが、少し歩かないといけません。
駐車場の場所は神戸こども初期急病センターの隣になります。
1時間まで250円、2時間まで400円、3時間まで500円。
以降30分ごとに200円加算
駐車場の料金は現金払いのみ
入館しない人は割引が効かないので注意!
『人と未来防災センター』に向かって歩いていくと右手に見えてきます。
周囲には水辺が張られており、なんだかいい雰囲気。(入っちゃいけません)
「神戸」って感じがします。
そして到着です!
『人と未来防災センター』は右側の建物「西館」からの入場となり、順路に沿って館内を進んでいきます。
飛行機でのアクセス
関西国際空港からベイシャトル(高速船)利用で神戸空港まで約30分
神戸空港隣接のポートライナー「神戸空港駅」から「三宮駅」まで約18分
阪神電鉄「神戸三宮駅」から「春日野道駅」まで2分、同駅から徒歩約10分
またはJR「三ノ宮」から「灘駅」まで3分、同駅南口から徒歩約12分
※関西国際空港から三宮駅行き空港バスあり 所要約70分
人と未来防災センター 西館
まずは西館からの入場となります。
西館に受付窓口があるので、東館へ直行することはできません。
料金を払うとパンフレットと案内を受けますが、順路に沿って進んでいくので迷うことはありません。
パンフレットを受け取ったあとはスタッフの方に案内され、まずはエレベーターに乗って4Fからの観覧となります。
人と未来防災センター 4F(震災追体験フロア)
案内のままにすすむと、目の前には悲惨な光景が…
阪神淡路大震災で崩れた家屋と業火に包まれた悲惨な様子。
小さいお子様は少し怖いかもしれませんね。
そして当時の映像を振り返って見る「1.17シアター」の案内があるのですが、トラウマを抱えている方への配慮があり強制ではありませんでしたが視聴しました。
『人と未来防災センター』には映像を鑑賞出来るシアターが数か所あるのですが、いずれも「撮影禁止」となっております。
その他「大震災ホール」で映像を鑑賞できる場所があるのですが、上映時間が合わず鑑賞は見合わせました。
人と未来防災センター 3F (震災の記録フロア)
人と未来防災センター3Fには阪神淡路大震災の記録、資料が詳細に残されています。
当時の写真や、実際に被災した時に破損したものの現物など貴重な展示空間です。
実際に被災経験した者としては、当時を振り返っていろいろ考えさせられるものがありました。
実際に被災された方の実体験をもとに、持っておくとよい知識なども知ることができます。
なんとなく見るだけでも、インパクトがありますのですごく勉強になります。
こちらは被災地で活躍した道工具類だそうです。
被災地で活躍したもの
マキタの電動工具はバッテリーに汎用性があるので1つ持っておくと、他のマキタ製品にも使えますので一家に一台あるとGood。
DIYにも活躍しそう
がれきの撤去や、重い物をどけるときに大活躍です
正当な理由がないまま外に持ち出していると「特殊開錠用具所持禁止法」で警察のお世話になりますので
要注意!
家屋が倒壊し、木材を切断する場合に有効。
DIYにも1つもっておくといいですね!
車を所持している方は大体持ってらっしゃると思います。
重い物を持ち上げるのに必須アイテムですね。
ロープワークは素人には難しいけど、いざと言うときは役立つアイテム。
ブルーシートを固定したり何かを引っ張ったり使い方は様々。
災害時は軍手では手をケガする場面が多いです。
丈夫で分厚い皮手袋があれば安全に活動ができます。
アウトドアでも活躍するので、一双は持っておいて損はないかも。
家屋倒壊時の片づけや救助活動時には「粉塵」が舞います。
細かい粒度の粉塵を吸い込むと「じん肺」と言う治療ができない病気を発症しますので1セットでも自宅に保管しておくと安心。
防塵マスク同様粉塵等から目を保護するために必要です。
バンドで固定する「ゴーグル型」がズレや隙間なくおすすめ✨
そのほか、映像を閲覧できるポイントが複数箇所ありますので阪神淡路大震災当時の記録が鮮明に記録されています。
この辺は小さいお子様には少し退屈するかもしれません。
大人の方は防災意識を高める良いきっかけとなると思いました。
その他、フロアの風景はこんな感じ
復興への道(ジオラマ)
被災直後~復興までの様子をジオラマで再現されています。
リアルなミニチュア好きな僕としてはとても見入りましたし、周辺には被災者の生の声が映像として流れているのでよりリアルに当時の状況を知ることができました。
こちらが被災直後の様子。
僕は震源地から少し離れているところで暮らしていたので、ここまで悲惨な被害は受けませんでしたが
現地の方は本当に大変だったんだな、と改めて感じました。
震災後、行き場が無い被災者の方が身を寄せ合って生活している様子ですね。
このほか、復興後までのジオラマが並んでいます。
人と未来防災センター 2F(防災・減災体験フロア)
2Fは実験を見たり、ボードゲームで遊んだり楽しみながら過ごせるフロアとなっています。
しかし、平日だったのもありガラガラで実験は行われていませんでした笑
なのでサラ~と見て回っただけなのですが中でも特に目を引いたものをご紹介したいと思います。
まずはご覧ください
ミニチュア(シルバニアファミリー?)で再現された地震中の家の中の様子です。
自分で好きに配置してどんなレイアウト・置き場所が地震に対して有効なのか試すことができます。
配置箇所が悪いと倒れたり、落下したりするのでご家庭でも参考になろうかと思いますし、
なにより楽しかったです。
そのほか災害に対する「備え」を具体的な商品を以って、シチュエーションごとに展示されていました。
日常におけるシチュエーションごとの防災対策品
①外出時にいつも携帯する物
②非常用持ち出しバッグの中身
③自宅の安心ストック『水とトイレ』
意外と知られていない『猫砂』。
これを機に準備しましょう!
④個々の事情に合わせて検討するもの
そしてこの先は東館につながる渡り廊下があります。
東館のチケットも購入された方は進み、西館のみのチケットを購入された方は1Fへ降ります。
人と未来防災センター 東館
人と未来防災センター東館は“これからの防災・減災を学ぶゾーン”になっています。
東館はアクティビティが豊富に設置されていますので大人もお子様も楽しんで学べるエリアです。
人と未来防災センター 東館3F 防災サイエンスフィールド
1 ディザスターウォール
自然災害ってなに?
地震・噴火・高波などの”自然現象”について映像で学ぶことができます。
大人の僕も知らなかった自然現象のメカニズムなどを学び、思わず「へぇ~」と声がでましたね。
2 ジオ&スカイフォール
このエリアでは、自然現象がどのようにして起こるのか?なぜ起こるのか?を体感することができます。
映像を見るより、実際に自分の体を使って力を加えることで自然災害を体感でき、同時にゲームとして楽しむこともできました。
視覚的に災害の発生メカニズムを確認することができますのでとっても面白かったです!
過去のプレート運動
ディスプレイ端を画面に向かって押すことで、エネルギーが蓄積される様子を体験できます。
ウェザーウォーク
発生した台風を高気圧によって軌道をコントロールするゲーム?です。
スタッフの方が見本を見せてくれましたが、これがまた難しい💦
ご家族やカップルで判定結果の勝負をすると盛り上がりそう。
ウェーブメーカー
足でペダルを踏んで、津波を引き起こします。
踏む力によって津波の勢いも変化しますのでおもしろいです!
不謹慎かもしれませんが、楽しんで学べるのは良いことかと思います。
マグニチュードパンチ
画面をピコピコハンマーでぶっ叩き、叩いた力の強さで応じた地震が発生します。
こちらも少し不謹慎な気はしますが、他のお客さんは大盛り上がり笑
スタッフのおじさんも優しくレクチャーしてくれまs。
ハザード VR レポート
こちらは地震発生~津波が襲ってくる様子を車内からの目線で体感できるスペースとなっています。
VRカメラを覗いて鑑賞するタイプの上映なのですが、上映時間が決まっており、人数も限られているのでお早めにお並びいただくことをおススメします。
映像のクオリティは若干寂しかったですが、貴重な体験をすることができました。
こちらのスペースは『撮影禁止』となっています。
ミッションルーム
僕が行った時は、開催していなかった?のか、体験することができませんでした。
ただ、きっと面白いアクティビティな空気が漂っていました。
クエスチョンキューブ
クイズ形式で10問、緊急時にどちらの行動が正解なのか2択で迫られます。
制限時間があり、盛り上がること間違いなし!
クイズの内容もありふれた日常の中で、行動すべきなのか?を学べますので非常に有意義な時間でした!
ディスカバリーボード
災害に対してのポイントがわかりやすくまとめられています。
『命を守るポイント』を見直すいい機会になりました。
人と未来防災センター 東館2F エントランス
阪神・淡路大震災の記録が詳細に展示されています。
当時の被害状況や、避難所での暮らしの様子等ありのままの記録を見ることができます。
南海トラフ巨大地震がこの先来ることがわかっている今、改めて阪神・淡路大震災の記憶と記録を無駄にせず、
しっかりと備えたいですね。
人と未来防災センター 東館1F こころのシアター
上映時間約15分の映像を鑑賞できます。
災害に襲われたとき、自分の命を守れるのか・そのためにはどうするのか?を問いかける
「にげよう-大切な命を守るために-」が鑑賞できます。
上映時間は
10:00~17:00の間で、毎時00分・20分・40分の上映となっています。
人と未来防災センターの締めになるエリア、しっかり胸に焼き付けておきたい映像でした。
※こちらも上映される館内撮影は禁止となっています。
レストラン『 LOHAS café KOBE 』
施設内唯一の食事を楽しめる場所、『LOHAS café KOBE』
開放的な空間が魅力的で、目玉メニューは”日替わりプレート”でお値段1,100円!
日替わりプレートは1日30食限定
営業時間 | 11:30~15:00 |
11:30~14:00(LO14:00) | |
14:00~15:00 | |
定休日 | 月曜日 |
ミュージアムショップ
各種防災グッズ、防災関連書籍、ゲーム、神戸の土産などを取り揃えられています。
営業時間 | 10:30~15:30 |
定休日 | 月曜日 |
090-1446-0007 |
まとめ
人と未来防災センターは、災害に対する「備え」と「学び」の場として、個人やコミュニティの防災意識を高める重要な役割を担っています。
人と未来防災センターの3大メリット
- 阪神淡路大震災の記録を学べる
- 自然災害について楽しみながら学べる
- 防災意識が高まる
災害はいつどこで起こるか分かりませんが、適切な知識と準備があれば、被害を最小限に抑えることができるはずです。
来る南海トラフ巨大地震に万全の準備を進めておきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!